桃井貴子のブログ

プロフィール
桃井貴子さん
所属:NPO法人気候ネットワーク

学生時代から環境活動に携わり、オゾン層破壊の問題、気候変動・エネルギー問題などをテーマにして活動しています。特にフロン・代替フロンの問題については、学生時代から長年のライフワークとして取り組んでいます。

ブログのタイトル「大海も一滴のしずくから」は、学生時代から師事していた故・石井史先生(高崎経済大学教授・ストップフロン全国連絡会初代代表)が活動理念として掲げておられた言葉からとりました。

一人ひとりの力は微力でも、小さな力が集まってやがて大海のごとく大きな力になり、社会を変えていくことができる、と。

このブログでそこまでその理念を受け継ぐことができるかはわかりませんが、環境に関連したことを書く予定です。



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わたしたちが選ぶエネルギー・気候変動対策

 昨年の311日の原発事故をふまえ、日本の新しいエネルギー政策をつくるため、国では「エネルギー基本計画」の策定プロセスが佳境に入ってきています。資源エネルギー庁の基本問題委員会をはじめ、環境省の中央環境審議会、原子力委員会などそれぞれに審議が進められてきました。基本問題委員会や原子力の新大綱策定会議などはネット中継も行われており、ここでどんな話が進められているのか誰でも見ることができます。かつてより、ちょっとオープンになったと言えます。

 

 でも、審議のベクトルは、震災前と何がかわったのだろうかという原発推進の空気がいまだ大勢を占め、「脱原発依存」とはまるで違う方向で動いていることは、見ている方なら読み取っていることでしょう。基本問題委員会などの審議の進め方については、国会からも異論が出ており、今後の動向に注目です。

 

 いずれにしてもそれぞれの会議でのとりまとめが行われた後には、内閣府の国家戦略室に設置された「エネルギー環境会議」でとりまとめられ、夏に向けて「国民的議論」が行われることとされています。

 

 今、気候ネットワークでも、このとりまとめが出てくるタイミング(6月)にあわせて、政府やそれぞれの審議会に関わった委員の方たち(原発推進も脱原発の両方の立場の方)をお招きして、これまでの議論についてお話いただき、一人ひとりがこれからのエネルギーや気候変動対策について考えていくためのシンポジウムを企画しました。

 

 どなたでもご参加いただけますし、気候ネットワークの会員の方や学生は無料です。

 ぜひご参加ください。

 

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◆シンポジウム「わたしたちが選ぶエネルギー・気候変動対策」

   http://www.kikonet.org/event/20120602.html

 

日時: 201262日(土)13:3018:00

会場: 日比谷図書文化館コンベンションホール

    (東京都千代田区日比谷公園内 東京メトロ「霞ヶ関駅」徒歩5分)

参加費: 一般1,000円、会員・学生無料

申込み: http://bit.ly/IHeNWP

 

内容予定:

【第1部】13:3014:00

  講演「持続可能な社会へ~これからのエネルギー・気候変動対策」

   浅岡美恵(気候ネットワーク代表))

【第2部】14:00-15:30

 (1)政府による説明

   資源エネルギー庁、環境省、内閣府国家戦略室(いずれも予定)

 (2)政府の委員会の委員のコメント~選択肢の意味とは?

   橘川武郎(一橋大学大学院教授)ほか

 (3)市民が考える” エネルギー政策の選択肢”

   平田仁子(気候ネットワーク東京事務所長)

【第3部】15:45 17:50

  みんなでディスカッション

   飯田哲也(環境エネルギー政策研究所)

   金子勝(慶応義塾大学教授)

   和田武(日本環境学会会長)ほか

 

アースデイ東京 (その3 原発ゼロへカウントダウン)
今年のアースデイの企画の中で、メインにもなっていたのが脱原発に向けたカウントダウン「422アースデイから55脱原発キャンペーン」のスタートです。

http://www.facebook.com/pages/422アースデイ55脱原発キャンペーン/309512345785055

呼びかけ人の加藤登紀子さんがライブを行い、その様子がご本人のブログでも紹介されています。


5月5日、北海道の泊原発が止まります。
子どもの日に、すべての原発の運転が止まるのでお祝いをしようと、“綠のこいのぼり”もアースデイの会場ではたくさん泳いでいました。

原発ゼロまであと3日です。





アースデイ東京(その2 買い物編)
本日のアースデイ東京2012では、ときどき小雨がぱらついたものの、ほとんど気にならない程度で、終了時刻まで持ちこたえてくれました。

今回、自由時間を多めにとって、あちこち見て回りました。けやき並木で丸山清人さんの銭湯背景画を発見。素敵です。。。。




そして今回のお買い物その1。麹でつくったミルクとチョコレート。試食させてもらって即買い。麹だけの甘みなのに糖度50!お菓子づくりにも使えそうです。
もちろんお米は無農薬米です。




さらに、お買い物その2。蜜蝋とひまわり油としゃくなげの製油でつくった手作りのリップクリーム。ネパールでつくられたものです。私は手荒れが酷いので、手につけようと思ってます。しゃくなげの香りが癒やされます・・・・。





他にもアースデイ会場ならではのスローな手作り品や有機農産物などいろいろとありましたが、予算オーバーであきらめました。


今日は地球の祭典を満喫した一日でした。
もちろん、私たちのブースも大盛況でした。来てくださった方、ありがとうございました!

アースデイ東京(その1)
4月22日はアースデイです。すっかり日本でもおなじみの日になりました。

私は、21、22日と代々木公園で開催されているアースデイ東京2012に出展しています。ストップ・フロン全国連絡会のブースで子ども向けのプログラムを展開中です。

昔から一緒に活動してきた劇団の方たちに、紙芝居を演じてもらいながらオゾン層や地球温暖化のことを伝えていきます。子どもたちは紙芝居が大好き。開始時刻になるとたくさんの子どもが集まってきます。そして、“昔子どもだった人”も懐かしの紙芝居に夢中になって聞きいっています。


かつてUNEPと共同で“愛・地球博”の時につくったオージー・オゾンも活躍しています。

今日のアースデイ会場は移動するのが大変なくらいラッシュでしたが、ぜひ時間があったら遊びにきてください。午前中がおすすめです。



原発再稼働について

現在、日本の原子力発電所54基は53基が止まっていて、のこり1基となった泊原発3号機も55日には定期点検で停止します。すでに現在、北海道以外のエリアでは、原発に依存せずに全く問題なく日常生活を送っていますから、北海道で最後の一基がとまって日本で”原発ゼロ”の状態になっても問題ないはずですが、政府は、福井県の大飯原発の再稼働の判断を拙速に進め、GW前後には再稼働を判断するとしています。

しかし、そのプロセスがあからさまに「再稼働」の結論ありきで進められてるので、不信感をいだいている人は多いはずです。この一週間だけみても、再稼働に必要な”暫定的安全基準”を閣議で決め、関電が安全対策の計画書の提出してわずか1日で「おおむね適合」と枝野大臣がコメント。それ以前のストレステストや安全委員会の審議もひどかったのですが、ここにきてなぜ「計画」だけの安全基準がまかり通るのか、さすがにこれには周辺自治体からも反論が出て、政府や電力会社に対する市民の不信感を増幅させています。

一方で、「原発を再稼働しなければ関西電力管内では夏場電力不足に陥り、2割足りなくなる」とのプロパガンダも賑やかしくなっており、再稼働にむけたムード作りがすすめられています。再稼働に意義を唱える大阪市に対しては「大阪を広域停電させるしかない」などという発言が閣内であったとか(朝日新聞天声人語より)・・・・。

しかし、そもそも国内の発電設備的にはピーク時でも広域停電させなければならないような事態は、よほどの緊急事態にならない限りないでしょう。

エネ庁が"2割不足"とする計算の前提として、電力需要を3,095kW、供給力を2,489kWと見積もっています。電力需要の方は、2010819日の猛暑日に一時的に記録された最大電力です。昨年は、一昨年と同じように猛暑日もありましたが、節電の効果もあり最大電力は2,784kWでした。需要側を省エネもピーク対策もなしで過大に設定しています。

一方、供給力も設備能力を足し合わせれば3,025kWあると計算されますので、2,489kWというのはかなりの過小評価です。万が一、関電の供給力を超えた場合にも、お隣の中部電力や中国電力には約800kW程度の供給余力があって、融通してもらうことも可能です。2割足りなくなって大阪広域大停電にはなりません。

次にどこで巨大地震がおきてもおかしくない地震の活動期に入った日本で、原発を再稼働することについて、皆さんはどう思われますか?私は明確に反対です。

省エネやピーク対策の工夫をし、原発なしの夏を日本全体でのりきりたいものです。


先月、eシフトという団体で「原発を再稼働させてはいけない4つの理由」を発行しています。とてもわかりやすく問題点が解説されていますので、よかったらお読みになってみてください。

 

「原発を再稼働させてはいけない4つの理由」

 編者:eシフト 

 発行:合同出版

 定価:600円+税

熱は熱で。
東京都が、「熱は熱で。」キャンペーンを展開中です。

給湯や暖房などでの熱の利用は電気に変えるよりも、効率的。FITの導入で太陽光発電のパネルが広がっていますが、むしろ家庭に設置するなら、太陽熱温水器の方がロスも少なくてすむようです。

東京都のサイトでわかりやすく解説してます。

https://www.kankyo.metro.tokyo.jp/climate/renewable_energy/ne2.html
省エネ法、改悪阻止!?

今日、「省エネ法改正案」が閣議決定されました。

ちょうど一ヶ月前、このブログで省エネ法の改正の動きについて書きましたが、その後、表舞台と水面下とでいろいろと動きがあり、懸念された定期報告書の簡素化案は、今回の法改正には含まれませんでした。すでに総合資源エネルギー調査会省エネルギー部会ではとりまとめの会議も終えた後でしたから、かなり異例のことではないかと思います。ということで、定期報告に関する“改悪”は避けられたたことをまずはご報告しておきます(この話題、ほとんどオープンになっておらず、霞の中で決着がつけられた感じです)。

ただ、今回の改正案、法案の条文を見ると、ほかにもいろいろと気をつけて見ておかないいけないことがありそうです。

改正案の概要としては、①電力ピーク対策として目標の算定方法を見直すこと、②建築材料等に係るトップランナー制度の導入がフォーカスされています。しかし、私が最も気になるのは目的の修正です。

省エネ法は、「エネルギーの使用の合理化に関する法律」という正式名称のとおり、資源の有効利用のためにエネルギーの使用の合理化に関する措置を講ずることを目的としていました。今回の改正案では、ここに「電気の需要の平準化に関する所要の措置を講ずること」が追加されています。「電気の需要の平準化」とは「電気の需要量の季節又は時間帯による変動を縮小させること」と定義づけられ、エネルギー使用者の努力義務にもなっています。

ここで「おやっ?」と思われる人もいるでしょう。「電力需要の負荷平準化対策」というのは、これまで原発推進体制の中でずっと行われてきたことです。原子力発電は一度運転したら一定の出力しか出せないために、季節や時間帯による需要側の変動をなくすため、電力会社や経済産業省は、①ピークカット、②ピークシフト、③ボトムアップ の電力平準化策を推進してきました。特に電力需要が落ち込む時間帯である夜間のボトムアップ対策では、揚水発電のほか、深夜電力料金の超低価格体系、ヒートポンプ蓄熱が強力に推進されてきています。

しかし今となっては、原子力発電が落ち込み、夜間も火力発電を動かさなければならない状況下において、ボトムアップ対策は不必要です。むしろヒートポンプ蓄熱など、電気でお湯を沸かして貯めておくことなどは、かえって電力ロスが大きくなり、総電力使用量が増えてしまいかねません(CO2排出量も)。

この改正案では、「電気の需要の平準化」という言葉があらゆるところにちりばめられています。省エネ法の改正で、総電力使用量が増えたなどという本末転倒なことが起きないように、私たちは今後も細部の仕組みに注意を向けていく必要がありそうです。


★経済産業省「エネルギーの使用の合理化に関する法律(省エネ法)の一部を改正する法律案について」2012313

http://www.meti.go.jp/press/2011/03/20120313001/20120313001.html

311脱原発。祈りと一歩

しばらくぶりの投稿です。今日は大事な日ですから、しっかりと書き留めておきたいと思います。

3月11日246分、日比谷公園にて行われたピースオンアースステージでCWニコルさんの発声で黙祷を捧げました。

ニコルさんのスピーチがあまりにすばらしく、こみ上げるものがありましたが、東日本大震災で犠牲になった多くの人に思いを馳せ、これからの新しい一歩を祈る追悼になりました。

3時から、脱原発デモ「東京大行進」へ。主催者の事前の想定は3000人規模ということでしたが、その想定は遙かに超え、数万人いたのではないかと思います。3時のスタートから遅れること1時間。ようやく後ろの方にいた私たちは出発できました。

今日は、全国各地で脱原発のデモが100カ所以上で開催され、世界でも大規模なデモが行われています。誰かに動員されたわけでもなく、もう原発はこりごりだ、と思っている人たちがツイッターやFACEBOOKなどで情報を得てわらわらと集まってきているのです。 

あまりの長い隊列だったために、ゴールにたどり着く前に抜け出し、その後は国会を囲むヒューマンチェーンに合流。国会周囲の道路は国会側歩道が警察によって閉鎖され、外円(国会議員会館~県政記念館~国会記者会側)の歩道から国会を囲みます。脱原発を訴え、キャンドルをともした人の輪が何重にもなって、こちらも圧巻でした。

国会側の歩道を一回りするのに手を広げて2000人いないとヒューマンチェーンにならないと言われていたものの、こちらも外円でぎっしりと何重にもなったところを見ると、少なくても一万人以上の人が集まったのだと思います。

3月11日は、それぞれの人がいろんな思いを抱いて一日を過ごしたことと思います。すべてが明日への一歩につながっているといいですね。


バイオリニストとの共演

ずいぶん前に風邪を引き、咳が止まらずいっこうに良くなりません。熱は出てないのですが、病院の薬もほとんど効かず、咳のしすぎで胸を痛めてしまいました。そして、このまま花粉症に突入し、きっと私は5月あたりまでマスクマンです。皆さんもくれぐれもお気をつけください。


さて、ロックンローラーとの共演(?)の次は、バイオリニスト・萩由美子さんとの共演です。萩さんは20年来の友人で、かつてオゾン層保護の活動でバイオリンを片手に世界をかけまわっていました。この数年、環境活動はしばらくお休みしていましたが、明日、静岡で復活です。

 萩さんのバイオリンは今から200年以上前につくられたものです。世代を超えて引き継がれてきたバイオリンを奏で、美しい地球環境をきちんと次の世代に受け渡していこうと、音楽を通じて訴えています。 

ちょっと異色なシンポジウムですが、楽しみです。

 

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地球環境を守ろうシンポジウムin静岡

~フロン排出削減と省エネルギーに向けて~

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日時:平成24223日(木)1330

会場:グランディエールブケトーカイ「シンフォニー」(静岡駅前・葵タワー4F

入場:無料

主催:静岡県フロン回収事業協会

講演

 ◇異常気象と地球温暖化

   NPO法人気候ネットワーク  桃井貴子

 ◇企業力アップのための省エネ・環境対策

   静岡県環境資源協会  平井一之

 ◇フロン排出削減対策の動向

   静岡県フロン回収事業協会代表理事  鳥波益男

特別演奏 バイオリニスト 萩由美子

公開討論会

   総括進行 群馬大学教授 西薗大実

 

ロックンロール

2月16日は京都議定書の誕生日ですね。

ほとんど忘れ去られて誰も言ってくれませんが、温暖化問題・気候変動問題は全く終わってません。むしろこれからますます厳しい環境になっていきます。

さて、ここでまた宣伝です。

明日、高円寺でロックのライブがあります。

一緒に活動している島キクジローさんのバンド・the JUMPSです。島さんはロックンローラー歴20年くらい、去年弁護士になってロックンロイヤーとして活躍中で、以前ご紹介したシロクマ公害調停の弁護団のメンバーです。

私自身はまるでロックとは無縁でしたが、周囲に話をしてみると意外にロック好きな人って多いのですよね。「え?この人が?」っていう人がパンクが好きだったりして、不思議なものです。

なので、もしお好きな方がいたら、ぜひ遊びに来てください。

私はなんと途中でゲストとしてトークに関わらせてもらいます。もちろん温暖化関連の話をしますが、お客さんが引いてしまわないようにロックなノリで・・・・・できるかな。

 

climate-J stand~選択の権利~<ライブ・イベント>

日時:217日(金)18:00オープン/19:00スタート

会場:高円寺ライブハウスShow Boat

   http://www.showboat.co.jp/others/map.html

出演者 the JUMPS DJ;HIDETO(THE WILD ROVER)

Front Guest;片岡健一(ex.フレデリック)/KING OF PIRATESfrom カリブの海賊)

Talk Guest;すぐろ奈緒(みどりの未来共同代表)/桃井貴子(eシフト/気候ネットワーク)

参加費 前売\2300/当日\2600+1ドリンク)



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